[公開練習]2015.12.24
高山「良い年を迎える」
高山勝成(32=仲里)
大阪市内の仲里ジムで24日、IBF世界ミニマム級王者の高山勝成(32=仲里)がメディアに練習を公開した。22日に来日した挑戦者で同級7位のホセ・アルグメド(メキシコ)とジムで対面を果たした高山は「思っていたより大きい選手、ハートの強さも感じた」と警戒した。
勝って良い年を迎える
練習前に会見を開いた高山は「また、大晦日で戦えることを楽しみにしていますし、勝利して良い年を迎えたいと思います。体重もあと1.5kgくらいなので、あとは風邪などに気をつけてコンディションを整えるだけです」と15回目の世界戦を前に余裕の表情をみせた。22日、来日した対戦相手のホセ・アルグメド(メキシコ)とジムで対面を果たした高山は「メキシコの田舎の方の出身で、とても好青年でした。練習は見ていませんが、強いハートの選手だと感じましたね。体も想像していたより厚みもあって大きかったのでタフな試合になると思います」と分析した。
中出博啓トレーナー
続いて会見に応じた中出博啓トレーナーは「今回のアルグメド選手はスパーリングをやっても意味がないと思ってスパーリングは0回です」と異例のスパーリングなしでの調整を明かした。「目の上のカットも怖いし、何よりアルグメド選手に似た選手は日本にいないのが1番の理由です。でも、高山はベテランですし、過去にもワールドチャレンジの時はスパーリングをやらなかったこともあるので問題ないですよ」と自信たっぷり。「今回はまず、勝ちに徹すること。第2に怪我をしないで試合を終わらせること。それが今回のテーマ」と語った。
体重もあと1.5kg
練習に入った高山は入念なウォーミングアップを行うと、バック打ちやミット打ちを1時間ほど披露。大粒の汗をながすと笑顔で帰路に着いた。
決戦は大晦日