井岡「返り討ちにします」

　練習前に取材に応じた井岡は「良い状態です。今回も質の良い練習が出来ているし、残りわずか、良いコンディションを気を抜かずにやりきりたいです。自分自身、前回の試合より強くなったと思うし、前回の映像を見ても物足らなさを感じるので、まあ、チャンピオンとして実力もついてきているのでそれを証明したいですね」と落ち着いた様子で語った。今回の試合に向けてトッププロテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ(28=ベオグラード)の食事を参考にグルテンフリー(小麦粉を使った食品を一切排除する食事法)を実践、井岡は「実際本当に体も楽ですし、もともと小麦とかはあんまりとらないほうですが、本当に体は楽になりましたし、体重も順調ですね」と体調の良さをアピールした。最後に「レベコ選手も再戦ということでやりにくいことをやってくるとは思いますが、しっかり返り討ちにして今年は3階級制覇も達成できたら年ですから、しっかりKOで締めくくりたいですね」とKO宣言し会見を終えた。

　井岡一法会長は「本人も気合い入っているのと、僕自身も気合い入っているからな。向こうも気合い入っとるやろうし、中盤から後半おもろい試合になるやろうな。今回はボディアッパーがキーになるやろう、そこを効かせて一気にいけたら良いけど、こればっかりはやってみないとわからんけど、もちろん良いのが前半に入ったらレベコ選手も耐えるのは難しいやろう」と自信をみせた。

　練習は井岡弘樹ジムに移籍したパブロ・カリージョ(27)を相手に3ラウンドのスパーリングを披露。左右のボディから右アッパーを突き刺すコンビネーションを決め状態の良さをみせた。体重もあと残り3kgということで5度目の大晦日決戦に向けて順調な調整を進める。