[試合後会見]2015.12.11
清田「平常心は保てた」
ペースは常に清田だった
11日、後楽園ホールで開催された「オーバーヒート ボクサーズナイト」のメインイベントはOPBF・Sミドル級タイトルマッチ、王者の清田祐三(32=フラッシュ赤羽)が同級8位マイケル・スピード・シガーラキ(26=インドネシア)を相手に3度目の防衛戦を行った。前日計量で「前半からいく」と宣言した拳王が有言実行となったのか――。
4度倒れたシガーラキ
試合はシガーラキが積極的に攻めるが有効打を奪うまでに至らず。2回から清田はボディブローで体力を削ると3回に2度、4回にダウンを奪った。5回に打ち合いとなったがボディでダウンを追加。またも立ち上がったシガーラキだったが最後は右ストレートでレフェリーストップとなった。
勝ち続けてチャンスを待つ
6連続KO勝ちとなった清田は「今回は追い込んだ練習ができていたので自信があった。熱くならないように平常心は保てたと思う。あまり早く倒してしまうと文句を言われてしまうのでこのぐらいがちょうどいいんじゃないですか」と笑顔をみせた。「記者さん、今日の試合何点ですか?」と質問する余裕もみせた清田だったが「行こうとしたときにパンチをもらってしまったのが反省ですね」と課題を挙げることも忘れなかった。世界再挑戦に向け「誰とどこででもやる」と胸を膨らませ会見を締めた。