[公開練習]2015.11.23
万全のクアドラス!姉はグシケン?
万全のコンデション!
11月28日(土)の宮城県のゼビオアリーナ仙台で、元WBA世界フライ級暫定王者の江藤光喜(27=白井・具志堅)の挑戦を受けるWBC世界Sフライ級王者カルロス・クアドラス(27=メキシコ)が1週間前を切った23日、都内のジムで練習を公開。陽気なクアドラスは練習の合間に鼻歌を口ずさむなど、終始リラックスした雰囲気で万全のコンディションをアピールした。
ワタシツヨイ、ハヤイ、カッコイイデス
過去、日本で5戦(5勝5KO)し1年半ぶりの来日となったクアドラスは、慣れ親しんだ日本を「第二の家。とても恋しかった」と表現。日本語で「ワタシダイスキウレシイ、ニホンダカラ」と想いを込めた。新しくタッグを組んだルディ・エルナンデストレーナーと質の高いトレーニングを積んできたと話し、映像で見たという江藤の印象について「私より背が高いだけ」、「簡単ではないかも知れないが、勝つプランは見えている。KOするための練習をやってきた」と5度目の防衛成功に自信を示した。
姉はグシケン、そりゃ面白い!
偵察に訪れていた具志堅用高会長を見つけると、父親がWBA世界Lフライ級王座を13度防衛した具志堅氏の熱狂的なファンと声をかけ、クアドラスの姉にあたる第一子に「グシケン(発音はユシケン)」と名づけたほどだと明かした。これを聞いた具志堅会長は「面白い!お姉さんは日本に来ないの?」と喜び、クアドラスと交流を図っていた。
エルナンデス氏とミット打ち
体を温め練習に移ったクアドラスは、エルナンデス氏とミット打ちを披露。コンビネーションの確認を終えると、体重の乗った左右の力強いパンチを次々と繰り出した。具志堅会長は「一週間前にこんな動きができるんだからしっかりと調整してきている。もっと荒い選手かと思ったが、スピードもあってまとまったボクシングをしているね」と警戒。「簡単には勝てそうにない。いきなり倒しに行くのは危険なんじゃないかな。左を出してリズムを取ることがポイント」と対策の微調整を感じていた。
みっちり汗を流した