[試合後談話]2015.11.10
キュートな2人が初勝利
KO勝ちした高木と後藤
ワタナベジム所属の話題の女子、公認会計士の資格を持つ才媛、高木千愛(22)と11年度ミス府中に選ばれ、モデル業もこなすデビュー戦の後藤あゆみ(27)が、11日の後楽園ホールに登場。ともにKO勝ちを収め、詰めかけたファンと喜びを分かち合った。
高木は嬉しい初勝利
6戦のキャリアを持つタイ人のファイターと対戦したサウスポーの後藤は、174cmの長身から繰り出される左ストレートで初回TKO勝ち。同じく5戦3勝2敗のタイ人選手を迎えたサウスポーの高木は、突っ込んでくる相手に距離を取ったワンツーで対応し、2回に左ストレートを直撃させると一気にワンツーで畳み掛け、レフェリーストップを呼び込んでの初勝利をあげた。
明確な目標はまだ見えない
試合後、後藤は「もっと距離を取って、相手が来たところにワンツーを打ちたかった。勝てたのは良かったが納得はしていない」と出だしの硬さを反省し、次に生かしたいとした。モデル業を続けながら住宅リフォーム会社に勤務し、その傍ら12年からボクシングをはじめ、忙しい日々の中で本格的なボクシング人生のスタートを切った後藤は、自分、そして周りも納得する強さを手にしたいと願い、一層の精進を誓った。
成長を見せた高木
また、TKO勝ちを飾った高木は、はち切れんばかりの笑顔で3戦目での勝利を喜んだ。「左ストレートが決まり、相手が怯んだので最後はスタミナを考えず、ここしかないと思って連打した」。現在、中央大学4年生の高木は、卒業後は大手監査法人の就職も決まり洋々たる未来が開けているが、後藤同様に「自分の力がどこまで通用するのか挑戦したい」とボクシングに対する思いは貪欲。今後も二人の「全力女子」に注目したい。