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[発表会見]2015.11.4

次戦決定

長谷川と久保
 2階級王者の長谷川穂積(34)と東洋太平洋スーパーバンタム級2位の久保隼(25)が4日、次戦の発表会見を所属する真正ジムで行った。試合決定まで時間を要した山下会長は「責任が重かった」と安堵の表情を浮かべた。
山下正人会長
 会見の冒頭、山下正人会長は「12月11日の長谷川の相手が決まりました。WBO世界スーパーフェザー級5位のカルロス・アンドレス・ルイス・マチェカ(22=メキシコ)戦績は15戦14勝(5KO)1敗、とやることになりました。本人からの希望で強い選手とやりたいということでスーパーバンタム級、フェザー級で世界ランカーを探していたんですけども、前回のハードルが高かったので1つ上のスーパーフェザー級でようやく決まりました。試合はフェザー級から1ポンド挙げてやります(57.6kg契約)。あと、12月26日の興行でうちの久保隼が東洋太平洋スーパーバンタム級の王座決定戦に出場することが決まりました。相手はOPBFバンタム級3位のロイド・ハルデリサ(比)とやります。併せて報告します」と発表。
長谷川穂積(34)
 長谷川は「強い相手としたいということでフェザー級辺りで交渉してもらったんですけど、結果、1つ上のスーパーフェザー級とやることになって、フェザー級でも正直僕は、そんなに大きくないので、前の試合は相手はKO率も高かったし、そういう意味では怖さはありましたけど、今回は未知の階級の選手ということと、試合してみたときの、体の強さとかパワーとかは試合をしてみないとわからないところがあるので、不安は大きいですけど、世界ランカーとの試合を希望したのは僕なのでなんとか良い試合ができるように頑張りたいと思います。映像を見る限り大きいし、うまさもありましたね。フェザー級から1ポンド契約ですが、大きいのは変わりないと思うので、厳しい試合になるとは思います」と心の内を明かした。最後に長谷川は「不安がないと試合をする意味もないですし、一生懸命戦います」と笑顔をみせた。
久保隼(25)
 続いて久保は「いつ(チャンスが)来てもいいようには思っていたので、ちょうどよかったと思っています。毎年、プロになって3年、年末に勝負の試合をしてきたのでタイミングよかったと思っています。対戦相手は古い映像ですけどみました。ストレート系で前に来ると思っています。でも、結局、僕はすること変わらないので、誰が相手でも頑張るだけです」と落ち着いた様子で語った。先日までWBCの総会で中国へ行っていた久保は「色々なチャンピオンにあって、みんなすごく良い人たちで、僕もああいうチャンピオンになりたいなと思いました。あと、同じ南京都高校(現 京都廣学館高校)出身の山中(慎介)先輩と話す機会があって、時間を共有できたことが一番よかったです」とWBC世界バンタム級絶対王者の山中慎介(33=帝拳)に刺激を受けた様子で語った。
次戦発表