[試合後談話]2015.11.3
荒川「ジムのために」
両者、崖っ淵
4月に日本ライト級王座決定戦に挑むも失敗、これが再起戦になるとともに再びチャンスを得た日本同級1位・杉崎由夜(27=角海老宝石)と加藤善孝(30=角海老宝石)、内藤律樹(24=E&Jカシアス)に連敗、出直しを図る日本同級2位・荒川仁人(33=ワタナベ)が2日、後楽園ホールで開催された「最強後楽園ミリオンマッチ」で対戦。生き残りをかけたし烈な争いに観客の目は釘付けとなった。
移籍後初勝利の荒川仁人
序盤からサウスポー荒川のジャブが機能して3回には左ストレートで腰を落としテクニックで上回った。しかし、このままでは終われない杉崎も4回に右アッパーでチャンスを作るが後続打が出ず。中盤以降は荒川がペースを保ち続け、上下にパンチをチラシポイントを稼ぎ続けた。
京都に乗り込むと荒川
来年の日本タイトル挑戦権をゲットすると同時に2連敗から脱出した荒川。「連敗を抜け出したことより、移籍してきたワタナベジムで初勝利を挙げたことが何よりうれしい」と笑みをこぼした。「練習してきたことが少しづつ出せてきている。相手も頑張ったので倒せなかったがまずは良かった」と自らの出来に及第点を与えた。「来年は挑戦者として京都に乗り込む。前に日本王座を取った時は自分のためだったが2度目は、僕を受け入れてくれたジムのために返り咲く」と所属ジムに感謝の意を表した。