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[ニュース]2015.10.30

新旧王者が集結!!

豪華な祝賀会となった
 35年経った今なお破られていない日本人男子最多の世界王座13度防衛の偉大な記録。その栄誉を称え、今年6月に世界殿堂入りした元WBA世界Lフライ級王者の具志堅用高氏(現白井・具志堅スポーツジム会長)を祝う会が29日に都内のホテルで開かれ、新旧の王者15名も集結。華やかな会に一層の彩りを加えた。
後輩たちに期待する
 具志堅氏は、殿堂入りの喜びと感謝を集まった約250名の支援者、関係者に述べると、記録については後輩たちに塗りかえてほしいと希望。なかでもこの日、お祝いに駆けつけたWBA世界Sフェザー級王座を10度防衛中の内山高志(35=ワタナベ)と、9月にWBC世界バンタム級王座9度目の防衛に成功した山中慎介(33=帝拳)に期待し、バトンを託した。
具志堅さんから期待されるのは嬉しい
 年末に11度目の防衛戦が予定される内山は「時代が違うので倍ぐらい防衛しないと具志堅さんの域には届かない。それでも記録を更新してくれと期待されるのは嬉しいこと。ボクシング界のためにも自分を含め、ほかの選手も具志堅さんのように世界から評価されるボクサーにならないと」と語り、レジェンドから託された重みを感じていた。
昔から具志堅さんを参考にしてきた
 また、会場で流された具志堅氏の現役時代の映像を食い入るように見ていた山中は、「あの強いパンチをコンビネーションで打てるのは凄い。根性と技術が混在するスタイルは、以前から同じサウスポーとして参考にしてきた」と感服。また、13の防衛記録については「努力のたまもの。自分が防衛を重ねるたびに偉大だと感じる。追い越すとしたらあと5回…、今の時点ではとても想像できる数字ではない」としたが、自分のペースでひとつずつ積み重ね、いつの日か具志堅さんに認められたいとの思いを明かした。
ワタナベジムの3王者
 第3代王者の具志堅氏と同じタイトルを現在保持する第29代王者の田口良一(28=ワタナベ)は、「具志堅さんに少しでも追いつきたい。この階級でナンバーワンになりたい」と王座統一を目標に掲げ、まずは年末に予定されるV2戦の勝利を誓った。
具志堅さんおめでとうございます!