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[前日計量]2015.10.1

村中がまたも計量失格

またも計量失格
 4月8日の3度目の防衛戦で計量オーバーにより王座が剥奪され、明日2日に後楽園ホールで復帰戦を予定していた前日本フライ級王者の村中優(30=フラッシュ赤羽)が、またも減量に失敗。試合は中止となった。
これ以上は危険と判断された
 JBCから前回のペナルティーとして6ヶ月間の出場停止処分を受けていた村中は、元日本ランカーでサウスポーの渡邉秀行(30=郡山)とフライ級超の51.5kg契約10回戦に臨むはずだったが、1日午後2時の初回計量で600gオーバーとなり、2時間後の再計量でも52.0kgとリミットに届かず。両陣営とJBCとの協議の末、2戦続けての計量失格を重く見たJBCが選手の健康を考慮し中止を勧告。両陣営がこれに従う形となった。
 頬はこけ、目は窪み、一切の精力が見られなかった村中は、「2度目はないと引退覚悟で減量してきたが、何をやっても汗をかかない。限界です。楽しみにしてくれていたファン、および渡邉選手、関係者に申し訳ない」と謝罪した。
 WBC3位を筆頭に世界4団体で一桁にランクインする村中だけに、期待も大きく残念な結果となった。また、連続での計量失格はJBCとしても前回より重い処分を下さるを得ず、フラッシュ赤羽ジムの監督責任も問われる可能性が大きい。
渡邉はリミットでクリアしたが…
 一方、ビッグチャンスを逃した渡邉は、「しっかりと分析し、対策を練ってきたので勝つ自信があった。何としてもやりたかったが残念…」とショックを隠し切れない様子だった。