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[前日計量]2015.9.29

高山、アジア最強を目指す!

田中vs高山
 30日に後楽園ホールで開催されるダブル日本王座戦のひとつ、日本ウェルター級タイトルマッチ、王者・高山樹延(29=角海老宝石)対同級9位・田中亮治(28=ヨネクラ)の前日計量が都内のJBC事務局で行われた。
冷静に倒しにいく
 「いつものように最後はしんどかった」と若干険しい表情で秤に乗った高山はリミットの66.6kgでパス。計量後は6度目の防衛に向け「自分のボクシングをするだけ」と切り出したが、判定続きの過去の内容に「お客さんもそろそろKOが見たいと思っているはず。冷静に組み立てながら中盤から終盤にかけて狙いたい」とKOへの欲も見せた。挑戦者に対しては、「なめている訳じゃないが、怖さはない。それでも不用意なパンチをもらって空回りしないよう注意したい」とやはり自分のボクシングを心がけた。
OPBFへステップアップか
 高山は次のステップについて「今はこの試合に集中しているが、このまま防衛を続けるのか内容次第で方向が見えてくる」と話し、自身ではやはりウェルター級アジア最強の座を望んだ。
リラックスムードの田中
 一方、「良い緊張があって妙に落ち着いている」と話すタイトル初挑戦の田中は、200gアンダーの66.4kgでこちらも一発クリア。4年半前、王者・高山に唯一の土をつけた同門の元日本ランカー出田裕一(30)にアドバイスをもらい、練習のパートナーを努めてもらったという。「高山選手はタフで圧力が強いチャンピオン」と評価し、「6:4ぐらいで怖い。でも恐怖があるからこそ良い動きができる。練習でやってきたことを出して上手くかき回したいが、器用な方じゃないので、気持ちで負けないように。チャレンジャーらしく先手先手でアグレッシブに挑みたい」と意気込んだ。