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[試合後会見]2015.9.27

井岡の初防衛戦は!?

ソーサの顔面がゆがむ
 27日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で開催されたダブル世界戦のメインでは、世界3階級制覇王者で現WBA世界フライ級王者・井岡一翔(26=井岡)の初防衛戦が行われた。
おばあちゃんに勝利をプレゼント
 挑戦者は同級10位のロベルト・ドミンゴ・ソーサ(30)。アルゼンチンから井岡の首を狙いに初来日したが、試合は井岡が攻守に渡って上手さを見せつける内容となった。初回から、距離を支配した井岡がソーサの大きな左右のフックをスウェイ、ダッキングで交わすと細かいパンチをまとめる展開。終盤、井岡の再三のボディアッパーに下がりだすソーサだが、気持ちを折ることなく攻めるソーサは最終ラウンドまで粘りを見せた。井岡は戦前「王者らしくKOを狙う」と宣言していたが達成はできなかった。しかし、フライ級での5戦目で完勝を収めた。
笑顔の会見
 試合後、井岡は「倒すことはできませんでしたけど、結果的に勝てたことにホッとしています。おばあちゃんに誕生日プレゼントとして勝利をプレゼント出来たので少しはおばあちゃん孝行できたかなと思っています」と笑顔で語った。
 試合内容は「王者としてKOはしたかったけど、世界のレベルはそんなに甘くないし、しっかりした形で判定勝ち出来たのことは良かったと思う」と自身に及第点を与えて会見を終えた。
不満げな表情
 一方、敗れたソーサは、控え室で不満げな顔を見せるも明らかな敗けを認め、「左右フックで特にボディが効いた。井岡は凄い王者だった」と称え、早々に会見を終えた。