[試合後談話]2015.9.18
這い上がる
バンタム級の層の厚さを感じた試合
 前日本バンタム級王者の益田健太郎(32=新日本木村)が17日、バンタム級超の54.5kg契約のリングで宮坂航(26=角海老宝石)を相手に再起戦に臨んだ。
 背格好の似た二人の対決。終盤はアウトボクシングに徹した前日本バンタム級チャンピオンの増田健太郎が初のランカー入りを目指した宮坂の挑戦を退けた。
益田健太郎、完全復活。
 「最強後楽園で勝ってチャンピオンカーニバルで日本チャンピオンに返り咲くことしか考えてない」とキッパリ話す益田は「(宮坂は)右フックが強かった。この試合で怪我をしてはいけないので、安全運転しました」とポイントアウトするボクシングで復帰戦をクリアした。
次は最強後楽園
 「ベルトをとった後、自分の周りにワッと集まった人達が、負けた後サッといなくなったことが悔しくて」とベルトへの執念が口をついた。「負けてドン底に落ちてから、這い上がる姿を見てもらいたい」。天国と地獄を味わった益田健太郎。次は11月2日(月)の最強後楽園ミリオンマッチ。
宮坂航
 判定による敗戦にも手応えを感じた様子の宮坂。「もっと前に出てくると思っていたので、イメージと違ってやりずらかった。パンチ力は感じなかったけどポイントの取り方がうまかった」と試合巧者の益田を手本にランカー入りを目指す。