[発表会見]2015.9.17
気の強さでは負けない
神田が世界初挑戦
11月11日(木)の後楽園ホールでWBO女子世界ミニフライ級王者の池原シーサー久美子(31=フュチュール)に、OPBF東洋太平洋女子アトム級王者の神田桃子(29=勝又)が挑戦すると決定。17日に都内で発表会見が開かれ、試合はWBO女子世界Sフライ級王座に挑戦する高野人母美(30=協栄)のセミで行われることになった。
高野の似顔絵を描いた
会見の冒頭、「勝又会長からもらったチャンス。16歳からはじめた13年間のボクシング人生の集大成だと思って必ずベルトを腰に巻きます」と目を輝かせた神田。かつて大阪のジムに所属していたので池原とは面識はあるが、スパーリングはタイミングが合わず叶うことはなかったが、「試合は噛み合うと思う。気の強さでは負けない」と力をこめた。ボクサーになる前は、漫画家になりたかったという神田は「世界王者になったら、いつか自身をモデルに漫画を描いてみたい」と夢を語った。会見後には報道陣の要求で、この日同席した高野の似顔絵を描いて非凡な才能を見せた。
高野と2Rのスパー
この試合をプロモートする金平桂一郎協栄ジム会長は「10月、11月は女子ボクシングにとってターニングポイントとなる月。もっと女子ボクシングが盛り上がり、女性がボクシングをやりたくなるようにしていきたい」と期待を込めた。
女子の世界戦が続く
会見後に行われた2分2Rのスパーリングでは、20cmの身長差がある高野を相手に鋭く踏み込み、右ストレートをボディに決め、2Rになると両者の打ち合いはさらに激しさを増した。
王者・池原
なお、この日会見に出席できなかった池原は昨日、京都で「後楽園ホールで試合ができるのがとてもうれしい。」と聖地でタイトル戦ができることを素直に喜び、「しっかり勝ってベルトを京都に持ち帰る。気の強さは負けない」と笑顔で語り、王者としてのプライドを垣間見せた。