[ニュース]2015.9.1
新チームで雪辱狙う和毅
亀田和毅
WBA世界バンタム級タイトルマッチ、レギュラー王者ジェイミー・マクドネル(29=英)対前WBO王者の亀田和毅(24)の12回戦は6日(日本時間7日)、米国テキサス州コーパスクリスティのアメリカンバンク・アリーナで行われる。5月の初戦でマクドネルに判定負けを喫している和毅は「こちらの方が一段上の選手であることを証明する」と意気込んでいる。
亀田和毅
両者は今年5月にテキサス州ヒダルゴで対戦。和毅は3回にダウンを奪ったが、その後は手数が減りマクドネルの反撃を許した。終わってみればジャッジ三者は114対113でマクドネルを支持。和毅はプロ32戦目にして初の黒星を喫した(31勝19KO1敗)。今回の再戦は和毅側が熱望して実現することになり、陣営はトレーナーにイスマエル・サラス氏を据えるなどして新チームで雪辱を狙う。ラスベガスで調整を続けていた和毅は「初戦も勝っていたと思う。強いパンチをヒットして前半をリードしていた。でも、ジャッジの見方は違った。今回は違う結果を出す」と意気込んでいる。さらに「今回は前回とは完全に違うチームで試合に臨む。前回よりもいい準備ができたし、サラスは戦略も練っている。それを実行する瞬間が待ちきれない」と話している。これに対しマクドネルは「前回はスロースタートだった。6回ぐらいから自分の戦いができたと思う。勝つために何をすべきは分かっている。今度は終盤で彼をストップする」と返り討ちに自信をのぞかせている。3度目の防衛を狙うマクドネルは29戦26勝(12KO)2敗1分。和毅有利のオッズは変わらないものの先週の18対13から5対4に接近している。