[ニュース]2015.8.26
十二村の第2ステージ
雑草魂を持ち続けた十二村
昨年8月を最後に試合から遠ざかっている元日本Sウェルター級1位の十二村喜久(31=角海老宝石)が、11年間の現役生活にピリオドを打ち、次の人生をスタートさせていた。
13年11月の湯場戦で燃え尽きた
03年にデビューした十二村は、11年9月に東洋太平洋&日本Sウェルター級王者のチャーリー太田(八王子中屋)に挑戦して以降、12年10月に日本同級王者・柴田明雄(ワタナベ)、13年11月に日本同級王者・湯場忠志(都城レオスポーツ→引退)と計3度タイトルに挑戦し、いずれも判定で敗れた。最後の試合となった現日本同級4位・有川稔男(川島)戦は、バッティングによる負傷判定で完全燃焼とはいかなかったが、十二村は26日の取材で「タイトルは獲れませんでしたが、悔いのないボクシング人生を送り、雑草魂を貫き通せたと思います。清々しい気持ちで辞めることができました」と笑顔で振り返ってくれた。生涯戦績は31戦17勝(5KO)10敗4分。
新たな舞台でトップを目指す!
十二村が第2ステージに選んだのは、首都圏を中心に店舗を増やすストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」のトレーナー。昨年10月に働きはじめ、半年でトレーナー全850人中、指名件数第2位の実績を上げるまでに至ったそうだ。現在は東京・三軒茶屋店に勤務しながら、角海老宝石ジム選手のメンテナンスも行っている。