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[試合後談話]2015.8.4

再戦の原田がダウン!

中野が左アッパーで先制!
 4日、後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテスト・ボクシング22」のメインで、5月に初回のバッティングで負傷ドローとなった日本ライト級8位、OPBF東洋太平洋同級13位・原田門戸(28=横浜さくら)対中野和也(28=花形)の再戦が行われた。
やはり豪腕が火を吹いた
 原田の強打を警戒し、慎重な立ち上がりを見せたサウスポーの中野は、2回に入るとペースを上げた原田にフットワークで対応。さらに右で誘い左ストレートを狙うと、3回に左アッパーをタイミングよく決めダウンを奪った。この後も左右を振るい襲いかかる原田に真っ向勝負で仕留めに出たが、4回に原田の振りかぶった右が直撃し、キャンバスに手をついた。ここは起き上がり反撃に出た中野だが、再び右で沈められ最後は連打を浴びレフェリーストップ。先制された原田が4回2分10秒の逆転KO勝利を飾り、再戦に決着をつけた。
この敗戦を糧にしてほしい
 これで8勝(7KO)5敗(4KO)1分と勝っても負けてもKOの多い中野に木村章司トレーナーは、「面白いだけの試合はそろそろ卒業したい」とコメント。「調子は良かった。倒した手応えがあったのに…」とだけ口にし涙にくれた中野の再起を願った。
平野会長と喜ぶ原田
 一方、フィリピン出身の原田は、控え室に戻ると支援者の歓喜の輪に包まれ、「左アッパーは少し効いたがダメージはない」と興奮した様子で話した。原田の次戦について平野敏夫会長は、候補者の一人としてWBO世界ライト級14位の加藤善孝(30=角海老宝石)の名を挙げ、会場にはその加藤の姿もあった。
加藤vs原田は決まれば好カード!