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[前日計量]2015.6.9

和氣「圧倒して勝つ!」

身長差は約10cm
 明日10日、後楽園ホールで開催されるIBF世界Sバンタム級次期挑戦者決定12回戦に出場するIBF6位・和氣慎吾(27=古口)と同3位マイク・タワッチャイ(29=タイ)の当日計量が都内で行われた。黒のつなぎで姿を見せた和氣は、引き締まった体を披露しリミットの55.3kgで一発クリア。マイクもしっかりと仕上げ、コンディションの良さをアピール。400gアンダーの54.9kgでパスした。
リミット丁度でクリア
 計量を終えた和氣は、持参したフルーツを食べ一息つくと、対戦相手について「予想通り背が低い」と語り、「運が良ければKO、判定でもフルマーク。圧倒して勝つ!」と意気込んだ。IBF公認とあって世界戦同様にオフィシャルの立ち合い、ルールミーティング、当日計量とIBFルールに則って行われる試合に「予行演習として最高。(途中採点がないこと。当日計量は10ポンド増まで)特に意識はしない。やることは同じ」と気を高めた。
IBFルールは自分に合っている
 日頃の食事にも気を使う和氣は「今回も食べて体重を落とすことができた」と過去最高のコンディションに自信を深め、「実行したい作戦もある。気の高ぶりは毎回同じだが、(次に世界かと思うと)ワクワクする」と心境を明かした。また、13日にイギリスで暫定世界戦に臨む盟友、岩佐亮佑(25=セレス)に良い形でバトンを渡し、岩佐が世界王座を獲得した後は自分が世界に続きたいと望んだ。
早くも相手を威嚇!
 一方、今回が9度目の来日となる43戦35勝(21KO)7敗1分のキャリア(日本戦は1勝7敗)を持つマイクは、「和氣のことはビデオで見て勝てると思った。他に言うことはない。リングで示す」と強気な言葉を吐き、会場を後にした。