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[試合後会見]2015.6.8

注目のフライ級タイトル戦

江藤が電撃のノックアウト
 東洋太平洋フライ級チャンピオン江藤光喜(白井・具志堅) が8日、同級12位の福本雄基(三迫)を挑戦者に迎え、後楽園ホールで二度目の防衛戦に臨んだ。
採点表
 ワンツーからアッパー、フックとパンチをまとめたチャンピオンの江藤が、接戦を抜け出し二度目の防衛に成功した。
江藤光喜
 試合後の控え室で江藤は「ウォーミングアップを早くしすぎてしまった。気負いがあったと思う。今回、13kgの減量があってキツかったが言い訳にはならないです。やりたいことの半分もできなかった。言葉がないです」と反省の弁が口をついた。それでも、 試合に関しては「ガードをしっかり固めることができたので効いたパンチはなかった。しっかりディフェンスできたことは今後のために収穫になった」と振り返った。
「右ストレートで倒したかったのでそこは良かったがもっと右ストレートを強くしたい。世界タイトルが決まったら気合い入れてやるが今日の内容では」と気を引き締め直した。
福本雄基
 「最初は手応えがあったが、2ラウンドに一回効いた。4回か5回に左フックで右目の視界が白くなって戸惑った。右をもらい過ぎた。ジャブを打つときにアゴを打たれた」と試合を振り返った福本は「右も左もパンチが強かった」とチャンピオンの印象を語った。「上下にパンチを散らせればよかった。下が遠く感じた。上にパンチを集めすぎた。最後は強引に前に出て押し切ろうとしたが、(相手の返しの)パンチが強かった」とタイトル奪取失敗を悔しがった。
 控室で三迫ジムの三迫貴志会長は「チャンピオン相手にいい試合をした。また、チャンスをつくる」と福本の再起を後押しすることを約束した。