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[ニュース]2007.9.7

榎・小堀、ダブル記者会見

 6日、都内の角海老宝石ジムにて、15日にダブル防衛戦を行う同ジムの榎洋之(東洋太平洋フェザー級王者)と小堀佑介(日本フェザー級王者)の両者が防衛戦に向けての会見と公開スパーリングを行った。
 今回の防衛戦について榎は「2度目の防衛戦だが、いつも通り。世界戦がまだ決まらないが、負けられないのは同じ。粟生選手(帝拳)から挑戦状が来てる様だが、世界戦が決まらなかったらやりたい。杉田選手(挑戦者・畑中)の試合は見たが・・・、チャンスがあればKOを狙う」と防衛することの重要性を強調した。
 セミファイナルを務める小堀は「挑戦者の三浦選手(横浜光)はパンチがあり、前に出て来るファイター。無敗だが負けられない。サウスポーの不安はない。打ち合って勝ちます」といつも通りのファイトを約束した。
 会見では鈴木会長が2人の今後についてもコメント。「まずは防衛戦をクリアする事。チャンスがあれば2人共、世界を狙わせたい」と語り、今回の防衛戦が世界を見据えた戦いである事を強調した。
 公開スパーリングでは、榎は同門の秋葉慶介(日本フェザー級7位)と5Rのスパーを見せた。両者、試合さながらの激しいスパーを展開し、集まった記者達から驚きの声が上がった。榎は右ストレートを随所にヒットさせ、インファイトになっては右ボディから左フックを返すなど試合に向けて、順調な仕上がりを見せていた。
 小堀も同じく同門の千木良恒平(フェザー級)と3Rのスパーを行った。サウスポーとの対戦が今回で4連続と言う事もあり、サウスポーに対してまったく不安のない動きを見せ、右ストレート、左フックをヒットさせパートナーをぐらつかせる場面もあった。
 激しいスパーリングで好調をアピールした両者。15日のダブルタイトルマッチではKO必死の熱戦が予想される。榎・小堀、今回の防衛戦をクリアし、両者共に世界に手をかけられるのか、ファンには是非注目してもらいたい。