[ニュース]2010.5.18
河野、次は世界戦?
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内山初防衛の余韻が冷め止まぬ、17日のさいたまスーパーアリーナで行われた東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦。序盤は挑戦者・殿村雅史(角海老宝石)の善戦が光った。WBC世界ランキング1位のOPBF王者・河野公平(ワタナベ)のスタミナとキャリアを前に力尽きた。
課題の克服を約束した王者・河野、いよいよ世界戦に向けて本格始動!
課題の克服を約束した王者・河野、いよいよ世界戦に向けて本格始動!
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序盤にもらったパンチについて王者は「ジムメイトの金城から、(殿村の)右フックが強いことを聞いていたので、左のガードを意識していたところで左ストレートをもらった」と答え、「サウスポーはやりにくかった」と話し、「今後の課題が分かった。頑張らないといけない」と反省を口にした。また、「夜遅くまで応援してくれたファンの声援が力になった」と会場に駆けつけた多くのファンに感謝の気持ちを伝えた。
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同席した渡辺会長は、WBC世界Sフライ級1位にランキングされた王者河野の今後について「WBC世界王者のダルチニアが階級を上げるといううわさも聞く。キャリアも十分積んだ。間をいれずに世界戦をさせたい」とプランを明かした。
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善戦虚しく敗れた殿村は「前半は良い攻めが出来た。4ラウンド終了時にはポイントを挽回できると思ったが、何も出来なかった」と話した。「右をもらいすぎた。もっと足を使って動きたかったが、王者のプレッシャーは想像以上にすごかった。」と振り返り、勝負のついた11ラウンドに関しては「(中盤以降)ポイント差がついていると思ったので、勝負に出た」と悔しさを隠しきれない様子。ベルトに関しては「届かないところにあるわけではない」と述べ、「今はゆっくりしたい」としながらも、再挑戦に闘志を見せた。
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