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[試合後談話]2015.4.30

ベルトの行くへは?

徳永、怒涛のラッシュ
 日本ライト級王座決定戦が30日、後楽園ホールで開催された。青コーナーを陣取ったのはランキング1位の徳永幸大(Woz) 。赤コーナーからは同級2位の杉崎由夜(角海老宝石)がリングに上がった。
 徳永が勝てば、25年ぶりに日本王座のベルトを京都に持ち帰った同門でバンタム級新チャンピオンの大森将平に続く快挙。一方の杉崎が初戴冠を果たせば角海老宝石ジム最多5人目の現役日本チャンピオンとなる。
採点表
 試合の前半はペースをつかんでいた杉崎。プレスを掛け切れなかった徳永は中盤ようやく距離をつかんだ。試合は1度ダウンを奪った徳永が連打をまとめてレフェリーストップを呼び込んだ。
徳永もとった!
 新チャンピオン徳永幸太は「相手のガードが固くて何処打てばよいかわからなかった。5Rの途中採点を聞いても特に焦りはなかったですね。後半に入って、自分のペースでできていたので決めきれて良かったです。先に将平(大森将平)が(日本タイトルを)とっていたので、ホンマに獲れて良かったです。ありがとうございます!」と笑顔で会見を終えた。
Wozに二本目のベルト
 今月、日本チャンピオンを二人輩出した京都のWozジム大森会長は「幸太はちょっと慎重になりすぎたな。ホンマはもっといけたんやけどな。今日はホンマに良かった。ありがとう!」と相次ぐ祝福の電話の合間に嬉しい談話を残した。
杉崎由夜
 「前半は右も当たっていたが、途中から距離が遠くなって左フックも当たらなくなった。徳永選手のパンチ力は感じなかったけど上から打ち下ろされるのできつかった」と試合を振り返った。今後はゆっくりするとした杉崎のリベンジに期待したい。