[前日計量]2015.4.30
三浦、ディブともクリア
ディブ、三浦とも58.9㎏
WBC世界スーパーフェザー級王者、三浦隆司(30=帝拳)と、同級8位の挑戦者ビリー・ディブ(29=豪)の計量が30日午後、都内のホテルで行われ、ふたりとも階級リミットの130ポンド(約58.9キロ)ちょうどでパスした。試合は明日5月1日、東京・大田区総合体育館で行われる。
睨み合った両雄
計量をパスした両者は秤を挟んで15秒ほど睨み合い、関係者に引き離されるようにして場を離れた。三浦は「もう戦いは始まっているので、(目を)そらすわけにはいかない」と、すでに戦闘態勢であることを強調した。すっぽんのスープとさくらんぼを口にしてから会見に臨んだ三浦は、「矛盾しているんですが、KOしたいけれど試合では狙わない」とキッパリ。夕食ではオージービーフではなく和牛ステーキ200グラムを食べて英気を養うと話した。これに対しディブは「素晴らしいコンディション。この階級は僕に合っているよ。良い試合をしてハッピーに終わりたい。WBCはオーストラリアにとっても特別なタイトル。母国に持ち帰りたい」と意気込みを口にした。
八重樫とソンセンレック
なお、アンダーカードのスーパーフライ級8回戦に出場する元世界2階級制覇王者の八重樫東(大橋)は115ポンド(約52.1キロ)、相手のソンセンレック・ポースワンジム(タイ)も同じ体重だった。世界戦で2連敗後の再起戦に臨む八重樫は、「減量が楽だった分、最後の追い込みでもまだ力が残っていた。それが良いのか悪いのかは分からないが、まあ、開けてびっくり玉手箱といったところ。コンディションはいつもの試合前と変わらない。未体験の階級だけに不安もあるが、それを含めて楽しみたい」と話して帰路に着いた。