[試合後会見]2015.4.29
世界の壁
WBA女子世界ミニマム級タイトルマッチ
29日に堺市産業振興センターで開催されたWBA女子世界戦ミニマム級タイトルマッチは3度の防衛を重ねるアナベル・オルティス(メキシコ)が、元東洋太平洋ライトフライ級王者で同級9位の好川菜々(36=堺東ミツキ)の挑戦を受けるため来日して行われた。
王者が4度目の防衛
序盤から、体の強さとパワーを前面に出した王者のオルティスが終始試合を支配し続けた。1ヶ月のメキシコ合宿を敢行した好川も距離を置いて左ジャブからコンビネーションを狙うが、オルティスの圧力に後退し防戦一方となる。判定は(3-0)と大差判定でオルティスが4度目の防衛に成功した。
アナベル・オルティス
試合後控え室に戻ったオルティスは「今回は本当に良い調整が出来ていたので自信はあった。好川も強かったが、もうちょっとキャリアを積まなければならないと思う。また、日本でやれるなら多田悦子(32=真正)と再戦しても良い」と早くも次戦に目を向けた。
好川菜々と春木会長
世界の壁を感じた好川は「練習してきたことはできたと思うが、オルティス選手は体の強さというかパワーがあった。これが世界の壁なんだと思いました。今後については、たくさんの応援してくれていた方々にまずお礼を言ってから考えます」と笑顔ながら肩を落として会見を終えた。
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