[ニュース]2015.4.25
村田の相手はグッド・ボーイ
アタイジが練習を公開
WBC世界同級7位の村田諒太(29=帝拳)と5月1日(金)の大田区総合体育館で対戦するWBO世界ミドル級15位のダグラス・ダミアオ・アタイジ(24=ブラジル)が25日、都内のジムで練習を公開した。
※当日はフジテレビ系列の「金曜プレミアム」で全国中継される。
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日本で戦えることは光栄
練習前の会見でアタイジは、アグレッシブな村田にあたり負けをしないフィジカルを作り上げてきたと話し、「準備は万端。良い試合を見せる」とコンディションの良さをアピールした。また、アウェイで戦うことについて、「日本はフェアな国」とけん制しつつ、「五輪金メダリストと戦えることはチャンス。もちろんWBCランクも魅力的だ。勝つ自信はある。ブラジルにも強い選手がいることを証明したい」と意気込んだ。
オリジナルTシャツにもGOOD BOYの文字が
戦績は15戦13勝(6KO)1敗1分。184cmの長身を生かしたストレート系のパンチが武器というアタイジ。この日の練習は軽めに終始したが、同行したシドトレーナーとのミット打ちでは、体の柔らかさ、特に肩の可動域が広い印象を与えた。
手の内は明かさず
ボクシングは友達に勧められて12歳から始め、アマチュア76戦のキャリアを持つ。現在、ブラジルの体育大学に在学中で、ボクシングと学業を両立させる、誰もが"グッド・ボーイ"と認める素直な性格とのことだ。先日、村田と都内のホテルで出くわし時も「笑顔で話しかけられ、何を言っているのかは分からなかったが良い人だと思った。リスペクトしている」と素直な一面をのぞかせた。
どんな戦いを見せるのか
大人しい印象のアタイジだが、シド氏は「彼の優れている点は忍耐力。日本の武士道に通じる強いハートを持っている」と評し、アタイジも「試合は別。ゴングが鳴ったらニックネームの"グッド・ボーイ"が"バッド・ボーイ"に変わる」と最後には鋭い目を向けた。