ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2015.4.18

山中「せやねん!」出演

「せやねん」
 2日前に開催された自身8度目の防衛戦を完勝(7RTKO勝利)したWBC世界バンタム級王者の山中慎介(32=帝拳)が18日、関西の人気情報番組「せやねん!」(MBS放送AM9:30~)に出演し、試合を振り返った。元日本ランカーの番組MCトミーズ雅さんとボクシングの話に花を咲かせた山中は「楽しかったです」と出演を振り返った。
笑顔の王者
 関西の人気情報番組「せやねん!」に出演した山中は「今回の試合はしっかりジャブをあてて、距離を測り左で決められたので、よかったです。ああいう相手にはあの戦い方でよかったかなと思っています。正直、相手ももうちょっと来ると思っていたので色々なパターンも考えていたんですけど、出す必要がなかったですね。ジャブがかすった程度でも嫌な顔してましたし、徐々に心が折れていくのがわかったので最後の左も決まった後は立ってこないなってわかりました。今日も筋肉痛がないので、もっとあってもよかったくらいですね。地元関西での試合でしたし、地元(滋賀県湖南市出身)の応援団の方々や、友人が応援に来てくれて本当に力になりました。ありがとうございます」と感謝を口にした。
MCのトミーズ雅さんと
 元日本トップコンテンダーで番組MCのトミーズ雅さんは「ホンマに強いチャンピオン。プロボクサーとしてやって一番楽しかったんちゃうかな。完全に山中劇場やった。相手は完全に心が折れたもんな」と興奮気味に話した。
 対戦してみたい相手を聞かれた山中は「IBFのランディ・カバジェロとはやってみたいですね。面白い試合になると思っています」と統一戦に興味を示す一方で、「バンタム級へのこだわりはないです。自分がモチベーションを上げれる試合であれば返上して、違う階級にいくことも問題ないです」と、強い相手に飢えている。
「楽しかった」
 出演を終えた山中は「友達呼んで家で喋ってるみたいでした。東京とは違いますね。楽しかったです。僕もなんか喋ろうと思っても割って入れなかったです(笑)また、呼んでください」と笑顔でスタジオを後にした。
 今の山中には階級の壁さえも飛び越える力がある。8度防衛した王座を守ること以上にひとりのボクサーとして、チャレンジ精神を忘れず常に高いレベルのボクシングと向かい合う姿勢が、ファンの気持ちを鷲掴みにしているのだろう。より強い相手を求めて、王座統一を目指すのも良し。複数階級制覇を目指すのもまた良し。熟考後のチャンピオンの判断に注目が集まるだろう。