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[前日計量]2015.4.7

村中優、王座剥奪

村中優は王座剥奪
 チャンピオンカーニバルの目玉対決のひとつに挙げられていた日本フライ級タイトル戦の前日計量が7日、都内のJBC事務局で行われた。げっそりした様子のチャンピオン村中優(フラッシュ赤羽)と元気に会場入りした林徹磨(27=セレス)。村中は計量をクリア出来なかった。
林徹磨
 これが日本タイトル2度目の挑戦になる林徹磨(27=セレス)は100gアンダーの50.7kgでパスした。3年ぶりの挑戦にも「(3年は)意外と早く感じた。明日は練習してきたことをしっかり出して自分のリズムでボクシングをします」と落ち着いた表情で静かに語った。「精神面が強くなったのでそこを見てほしいです。かつてセレス小林 会長が持っていた日本フライ級のベルト(第44代)を絶対に取り戻します」と高らかに勝利宣言した。明日の試合で節目の30戦目となる林。入場曲を変えて「リラックス」をテーマにベルトをもぎ取りに行く。
試合は決行される。
 チャンピオンの村中優(27=フラッシュ赤羽)は1回目の計量で52.7kg。2回目が52.0kg。リミットの50.8kgまでは1kg以上あった。これによりタイトルは剥奪。林が勝った場合は新チャンピオン、村中が勝った場合は王座空位になる変則タイトルマッチとなった。当日17時に再計量して53.0kgをリミットとして試合をすることを約束した。
村中優の体調が気になる
 朝、起きて3kgオーバーだった村中はサウナなどで落とそうとしたがリミットまでは落ちなかった。「何も言えないです…相手の林選手に申し訳ないです。明日は一生懸命にやるだけです。」と口数は少なく何度も関係者に頭を下げていた。