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[ニュース]2009.2.26

木村章司、王座復権!!

 25日、後楽園ホールで行われたチャンピオンカーニバル・日本スーパーバンタム級タイトルマッチ「王者・三浦数馬(ドリーム)VS挑戦者・木村章司(花形)」の一戦は、木村が一昨年のドロー決着からKOで三浦を降し、約4年振りの日本王座に帰り咲き、王座復権を果たした!!
 両者は2007年10月に対戦。木村が左フックで三浦からダウンを奪うも、その後、三浦が猛然と反撃し、判定1-1のドローに終った。あれから1年4ヶ月。今回、雌雄を決するタイトル戦となった。  今回も互いに引かない打撃戦が予想されたが、木村が2Rにカウンターの左フックをヒットさせ、衝撃のダウンを奪う。三浦は辛うじて立ち上がるもファイティングポーズが取れず、2R1分21秒KO負けで初防衛に失敗。日本王座から陥落した。  試合後、木村の二人の愛娘がリングに上がり祝福。王者となった木村と記念撮影に収まった。  控室での新王者誕生の会見では、木村所属の花形会長が開口一番「今までで一番巧く行った。ウエート調整もスタミナも。木村は右も左も倒せるパンチを持っているからね」とコメント。新王者・木村は「試合は三浦の出かた次第の所もあったが身体が動いた。1Rは無理をせずにいたが、インターバル中に会長から左フックを低く打てば当たると指示され、打ったら当たった。タイミングが合えば三浦の右に右を合わせる練習をしていた。スピードにもパンチにも自身があった。力任せにならずコンパクトに。倒した左フックの手応えはガツンと言うよりスッと入った」と試合を振り返った。花形会長も「一発のパンチ力はあるんだ」と木村のパンチ力を絶賛。また木村は「今回はコンディション作りにチーム一丸となれた。チームで一丸となればもっと上に行けるかな。チームが一つになる事がどれだけ大事か、支えてくれた会長、スタッフ達に感謝している」と感謝の言葉を口にした。  今後の防衛について花形会長は「強い選手とやる。勝てると分かってる相手とはやらない。上を狙うんだから。木村がまだまだ出来るって皆分かっただろうしね。(俺達は)どこでも行っちゃうよ!!」と世界を狙う発言も飛び出した。  再び日本スーパーバンタム級王座に帰り咲いた木村章司。見据える先は日本王座防衛を飛び越え、世界に向けられた。今宵、世界を目指しチーム木村が動き出した!!