[試合後談話]2015.2.18
源、ベストコンディションで
打ち合いに場内ヒート
日本スーパーバンタム級8位の源大輝23=ワタナベ)の再起戦が、ランキングを狙う2012年の全日本新人王の堀池雄大(29=西遠)を迎えて18日の後楽園ホールで行われた。
源が勝利
約半年ぶりのリングの源が、初回から丁寧にジャブを突き自分の距離でボクシングをする。堀池のダイナミックなパンチにも冷静に対処し、クリーンヒットを許さない。しかし、ランキング奪取に執念を見せる堀池はしつこく前進。源も打ち合いに応じ、会場を沸かせた。ポイントが接近した最終回、前に出て攻めたのは源。右アッパーをヒットさせ、最後は連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
信頼
KO勝ちで再起をはたした源は開口一番、「アップする時間が短かったので、最初は様子見で行った作戦が良かったのかもしれない」。再起するに当たり、最も気をつけたのはコンディションで「ベストな状態だとこんなに違うものなのか」と気持ちも乗った。最終ラウンド前にポイントが競っているぞと言われ、自分でもムシャクシャしていたので小口トレーナーに気合いのビンタを入れてもらったと言う。「今後、戦いたい相手は?」の問いに日本同級4位の石本康隆(33=帝拳)の名を挙げた。
もっと高みへ
「向こうからしたら、小僧が何を言っていると思われるかもしれないが、強い相手と戦い名を売りたい」と話した源。その目は早速、次に向かっていた。