[試合後会見]2015.1.30
西田、再起戦勝利も反省
西田のボディが抉る
昨年7月、日本&東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(ワタナベ)に判定で敗れた西田光(27=川崎新田)が、29日の後楽園ホールで初8回戦の美柑英男(30=渥美)を迎え再起戦に臨んだ。試合はランク奪取を狙う美柑の気迫に苦しんだ西田だったが、圧力とパワーは上回り、美柑の粘りを地力で押さえ判定勝ちで再起を飾った。
自己評価は厳しく
だが、試合後の西田は「良いパンチが当たってもその後に繋げられなかった。全体的にまだまだ精度が低い。悔しい」と反省のみ。この分では、ミドル級に再び落とした胡朋宏(横浜光)や復帰を目指す佐々木左之介(ワタナベ)の元日本王者にも敵わないと肩を落とした。それでも孫創基トレーナーが「ランクを狙いに来た相手に地味な戦いも想定内。まだまだ若いし発展途上。今日は良くやったと思います」と労うと、西田も「課題は多いが、名のある選手に堂々と挑める選手になりたい」と次なる挑戦を目指し前を向いた。
躍動する黒田
この日は、西田の同門の元日本ライトフライ級王者、黒田雅之(28)とフェザー級ランカーの片桐秋彦(28)もオープン戦で出場。黒田は元日本ランカーの守屋和明(石川)に判定勝ち、片桐は昨年度B級トーナメント優勝の横田佳久(厚木ワタナベ)に7回TKO勝ちを収めた。片桐は勝利者インタビューで昨年秋に入籍したことを明かし、年内にはタイトル挑戦と抱負を語った。
片桐の今後に期待