[ニュース]2015.1.29
井上家にまたひとつ栄誉
井上真吾トレーナーを囲んで
2014年の年間賞を総なめにした井上尚弥(大橋)だが、尚弥・拓真の兄弟を育てる父・真吾氏にもトレーナーの最高賞であるエディ賞が贈られ、井上家にまたひとつ栄誉が与えられた。
エディ賞は、6人もの世界王者を育て上げた名伯楽、故エディ・タウンゼント氏の功績を称え、その年の国内でもっとも功績を残したトレーナーに贈られる賞として1990年に創設された。
エディ賞は、6人もの世界王者を育て上げた名伯楽、故エディ・タウンゼント氏の功績を称え、その年の国内でもっとも功績を残したトレーナーに贈られる賞として1990年に創設された。
エルナンデス戦のセコンド風景
真吾氏の受賞は、昨年4月に東京・大田区総合体育館で行われたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチで、王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)を6回TKOで破った尚弥の日本最短記録となる6戦目での世界奪取を評価されたもの。尚弥は昨年末に東京体育館で開催されたWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)を初回KOで破り、2階級制覇を達成。これは世界最速となる8戦目での快挙となった。
感謝の気持ちを
エディ氏を偲ぶ会の会長であり、愛弟子の一人でもあるガッツ石松氏と副会長で大阪のエディ・タウンゼントジム村田英次郎会長より賞状と記念品が贈られた真吾氏は、「晴れて栄誉ある賞を頂くことができました。今後も上を目指して頑張っていきます」と感謝。壇上に上がった尚弥も「賞の決定は12月の試合前で負けられないプレッシャーもあったが、良い形で勝てて良かった。これからも兄弟揃って頑張っていきたい」と受賞を喜んだ。
さらなる飛躍を誓う