[公開練習]2015.1.13
内山「今年は2、3試合を」
佐々木T・内山・渡辺会長
大晦日に行われた9度目の防衛戦で、イスラエル・ペレス(アルゼンチン)を9回終了TKOで退けたWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(35=ワタナベ)が、13日、東京・五反田の所属ジムで初練習を行った。
ミット打ち
報道陣がやや早いとも感じた練習再開について内山は「あまり休むと筋肉が衰える年だから」と笑った。実際には軽めの練習を今日以前から始めていたとのこと。内山には、試合が決まらなくても精進する習慣ができている様子だった。
サンドバッグ打ち
今回の練習はシャドーボクシングから、ミット打ち、サンドバッグ打ちを軽めに行った。実際に年齢との付き合い方にも冷静で「休んだときの筋力の落ち方は30を過ぎてから大きくなっている」と具体的にも語った。こうした現実を受け入れられるのは、最も気にしている拳が無事に済んだからだろうか。現時点で問題なく使えているそうだ。
「今年は2、3試合、誰が相手でもやりたい」と燃える内山の横で、渡辺均会長は「三浦隆司(WBC同級王者)が再戦したいと言っているならそれも検討したい。今年は春(5月)、夏(8月)、冬(大みそか)で3試合を理想にしている」と大まかな予定を語った。
内山と青島氏
練習には、内山と同郷のスポーツキャスターの青島健太氏も訪れており、王者の新年を真剣なまなざしで見守っていた。