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[ニュース]2015.1.6

井上が年間賞総なめ

新たな時代を切り開いた井上
 日本ボクシングコミッションは6日、2014年度ボクシング年間表彰選考会を都内で開き、12月30日の試合でWBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)を2回TKOで下し、4月の日本人最短となるデビュー6戦目での世界王座奪取とともに最速の2階級制覇を達成した井上尚弥(21=大橋)を最優秀選手賞、KO賞に選出した。また、ナルバエスとの試合は年間最高試合にも選ばれた。
昨年は2度の防衛をはたした山中
 技能賞にはWBC世界バンタム級王者の山中慎介(32=帝拳)、殊勲賞には日本人初の同一階級メジャー4団体を制覇したIBF・WBO世界ミニマム級王者、高山勝成(31=仲里)、そして敢闘賞には9度目の防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(35=ワタナベ)、怪物と激闘を演じた八重樫東(31=大橋)、敗れはしたもののビッグネームに奮闘をみせた前東洋太平洋フェザー級王者の天笠尚(29=山上)の3選手が選ばれた。表彰式は今月23日(金)、後楽園ホールで行われる。
ファンの記憶に焼きついたナルバエスvs井上
■最優秀選手賞(MVP)
WBO世界Sフライ級王者
井上 尚弥(大橋)初

■技能賞
WBC世界バンタム級王者
山中 慎介(帝拳)2

■殊勲賞
IBF・WBO世界ミニマム級王者
高山 勝成(仲里)初
年男・内山は今年3試合を目指す
■敢闘賞
WBA世界Sフェザー級王者
内山 高志(ワタナベ)初

前WBC世界フライ級王者
八重樫 東(大橋)3

前OPBFフェザー級王者
天笠 尚(山上)初

■努力賞
WBA世界Lフライ級王者
田口 良一(ワタナベ)初

WBC世界ミドル級9位
村田 諒太(帝拳)初

■KO賞
井上 尚弥(大橋)初
今年は田中の年になりそう!?
■新鋭賞
OPBFミニマム級王者
田中 恒成(畑中)初

■年間最高試合
12/30 東京体育館
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ
オマール・ナルバエスvs井上尚弥
大橋プロモーション

10/30 後楽園ホール
OPBFミニマム級タイトルマッチ
原 隆二(大橋)vs田中 恒成(畑中)
大橋プロモーション

■女子最優秀選手賞
WBC世界アトム級王者
小関 桃(青木)2

■女子年間最高試合
7/7 後楽園ホール
WBA世界Sフライ級タイトルマッチ
藤岡奈穂子(竹原&畑山)vs川西友子(大阪帝拳→引退)
一力プロモーション
藤岡vs川西は歴代女子の中でも屈指の好勝負
■特別賞
元WBA世界Sフライ級王者
名城 信男氏

元WBA世界Sバンタム級王者
李 冽理氏

元WBA世界フライ級王者
故・大場 政夫氏

元WBA世界Lフライ級王者
具志堅 用高氏