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[一夜明け会見]2014.12.31

尚弥の時代

二階級制覇成功
 世界二階級制覇成功から一夜明けた2014年の大晦日、WBO世界スーパーフライ級新チャンピオン、井上尚弥が横浜市内の大橋ジムで会見を開いた。
試合は世界五カ国で放送された。
 昨夜対戦した前王者ナルバエスに今朝挨拶に行ったという井上尚弥陣営。「歴史的なチャンピオンになる」と激励されたという。「いつも通りの自分が出せた。ファーストパンチで警戒させようと思った」と話した尚弥は、ベストウェイトでの二階級制覇に笑顔を見せた。
ナルバエスも尚弥を絶賛
 4度奪ったダウンに関して「全部(真吾トレーナーと)一緒に考えて練習してきたパンチだったので嬉しい」と喜びを語った。
一足早い年越し
 「昨日、尚弥がいい試合をしてくれたので、やっとエディ・タウゼント賞を頂けることも喜べます」と話した父、真吾トレーナー。「素人みたいなことをいうと、パンチが見えなかった。ダウンではなくスリップかと思った」と4度訪れたダウンシーンを振り返った大橋秀行会長。昨夜の尚弥を絶賛した。
 「名のあるチャンピオンに勝って少しは名前が売れたので狙われる立場にもなったが、返り討ちにするだけ」と王者の貫禄もついてきた尚弥。「もう次に向けて考えたい。今後は防衛回数を重ねていきたい。今年は挑戦の一年でした」と2014年を締めくくった。