[会見]2014.12.28
プロ6戦目に臨む村田
村田はリラックス
12年ロンドン五輪金メダリストで、プロ転向後は5戦全勝(4KO)を記録しているWBC世界ミドル級9位、村田諒太(28=帝拳)が30日、東京体育館でジェシー・ニックロウ(27=米)との10回戦に臨む。試合を2日後に控えた28日、両者が都内のホテルで会見に臨んだ。
ボリュームのあるカード編成
スーツにネクタイを着用し髪を七三に分けた村田は、さながらエリート・サラリーマンか証券マンといった印象だった。トリプル世界戦に出場する6人のトップ選手とともに壇上に並んだが、その存在感はすでに世界王者級といえた。村田は「5人のパートナーをよんでもらい、いい練習ができたことで自信が増した。(世界戦は)簡単にできるものではないけれど、それを踏まえて成長することが大事。今回の試合では成長のあとをみせたい」と、抱負を語った。
その真価は
そして「判定でもKOでも勝てればいいけれど、僕の試合が早く終わればホルヘ(リナレス)の試合が(放送に)入るので、そうなるように頑張る」と、事実上のKO宣言をしてコメントを締めくくった。
ニックロウ
一方、フードつきのトレーナーを着て会見に臨んだニックロウは「村田はタフなファイターで前に出てくるはず。いろいろなテクニックを少しずつ、たくさんみせたい。すばらしい試合をするつもりだ」と、意気込みを口にした。5戦全勝(4KO)の村田に対し、ニックロウは31戦24勝(8KO)4敗3分。