[公開練習]2014.12.26
世界再挑戦のために
ジャン・ピエロ・ペレス(33)
大晦日、大阪市内のボディメーカーコロシアムで2階級王者の井岡一翔(25=井岡)と対戦する元WBA世界フライ級暫定王者のジャン・ピエロ・ペレス(33=ベネズエラ)が26日、井岡ジムで練習を公開した。3年前に暫定王者となったペレスだが、初防衛で現WBA世界フライ級王者のホアン・カルロス・レベコ(亜)に2回TKO負けを喫している。世界の舞台に返り咲くことを目指し日本のリングに初登場する。
会見の様子
27戦20勝(14KO)6敗1分のペレスは練習前に会見に臨み「日本はとても綺麗な国で人も親切だった」と日本の印象を語り「僕は対戦相手の研究やビデオは見ない。充分な練習をしてきたし、元世界王者同士の戦いだからいい試合になる。日本の皆様に期待していてほしい」と意気込みを語った。
リゴベルコ・ガルバルディ トレーナー
日本に同行しているトレーナーのリゴベルコ・ガリバルディ(57)は「ベネズエラは政情不安なので、彼はここ10年はパナマで練習している。僕もパナマの政府公認のトレーナーだ。ペレスは井岡戦に向けてビデオも見ていないが僕が見て研究しており問題ない。パナマで117ラウンドのスパーをこなしている。体重も今52kg(フライ級リミットまで1.2kg)を切るくらいだから問題ない」と調整に自信をみせ「井岡は2階級で世界王者になっている強いボクサーだ。特に左には気をつけたい」と井岡を警戒した。
石田匠(23)とマス
過去に2度アジア(フィリピン、タイ)で試合をした経験もあり、アウェイでの戦いにも落ち着いた様子で練習に入ったペレスは練習拠点であるパナマでの調整は終了しているということもあり井岡ジムの日本スーパーフライ級王者石田匠(23)を相手に軽いマスボクシングを2Rこなして早々と練習切り上げ帰路に着いた。
左:井岡一法会長
練習を見守った井岡一法会長は「昨日着いたばかりやし、今日は特に見るもんなかった。ビデオで何度も研究しているから問題ない。中盤から後半に倒すイメージはできている」と余裕のコメントで会見を閉めた。