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[動画・公開練習]2014.12.17

内山、右拳が復活

佐々木T・内山・渡辺会長
 年末の世界戦出場者のうち、WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(35=ワタナベ)が、都内のワタナベジムで公開練習を行った。内山は31日に、大田区体育館で同級9位のイスラエル・ペレス(亜)との9度目の防衛戦に臨む。
バンデージ巻きから撮影されて「懐かしいな」と照れ笑い
「この1年、長いと言えば長かったけど、あっという間といえばあっという間だった」
 試合リングから遠ざかった365日についてそう語る内山の顔色はよく、コンディション調整にはブランクが悪影響をしていない様子。比較的明るい表情の理由を、隣の佐々木修平トレーナーが「今回は右が復活していますし」と口にした。
今までで最も強い内山を見られる?
 内山は長年、右拳に爆弾を抱えてきた。これまでは「治りかけたら試合で悪化させる」の繰り返しだったが、長きブランクのメリットとして、現在は腫れもすっかりひいている。
 公開練習でも爆発的なパンチは健在。スパーリングは行わなかったが、ミットに打ち込まれる力強い右ストレートだけでも、報道関係者は終始息をのんだ。
内山高志
 これが当たればKOもできるかもと自信を口にした内山。
「ペレスはガードのよさと打たれ強さが特長だと思います。ジャブで刺し合って手数で上回りたい。試合ができるだけでも満足だけど、こんなに世界戦が多かったら、しょぼい内容だと見向きもされない。面白い試合をしたいですね」