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[プロテスト]2014.11.24

辰吉Jrプロテスト

左:辰吉寿以輝
 元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎氏(44)の次男 寿以輝(18=大阪帝拳)が24日、大阪市内のIMPホールで開催される大阪帝拳の興行前に一般非公開でプロテストに臨んだ。昨年1月、半年間で20kgの減量を敢行し見事成功させ根性をみせると同7月、かつて父の所属していた大阪帝拳の門を叩きプロ入りを表明していた。
 大阪市内のIMPホールで行われた非公開のプロテストには通常のプロテストではあり得ない一般紙、スポーツ紙、TVカメラ合わせて総勢50人の報道陣が見守る中行われた。
 1R、2分30秒の2Rで行われたテストでは序盤緊張からか堅さもみえた寿以輝だが、ラウンドの後半にはプレスをかけると接近戦に持ち込み右のパンチの強さをみせ、相手をコーナーに詰めると左右の連打で圧倒した。
テスト合格
 JBCは試合後30分ほどで合格通知を張り出した。
 試合後寿以輝は「練習していたボディが出せなかった、プレスをかけることはできたが、手数が出なかった。」と大粒の汗を拭い「父とはさっき電話で話しました。おめでとうといってもらいました。目標は世界チャンピオンです」と夢を語った。
小山英哉
 対戦相手を務めたワイルドビートジム所属の小山英哉(25)は「パンチが強かった。パワーも体の強さも感じました」と語り「特に右のパワーが強い」と笑顔をみせた。
吉井寛会長
 所属する大阪帝拳吉井寛会長は「じっくり育てていくつもり」と時間をかけて育成することを明かし「今日は硬かったな、緊張してないと言っていたけど緊張やろうね。プロ向き、父親譲りの負けん気を発揮してくれたと思う。来年春くらいにデビュー戦を予定している」と笑顔をみせた。
左:辰吉丈一郎
 テストは「合格して当たり前」と見学しなかった父の丈一郎氏(44)は興行が始まると姿を見せ「よかったと思う」と笑顔をみせながらも「これからは自由がなくなる。周りが煽り過ぎちゃうか」と複雑な胸中を語り会見を終えた。