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[動画・前日計量]2014.11.21

ロマゴン、後半に倒す

和やかなふたり
 明日の決戦を控えた世界3階級制覇王者、40戦無敗(34KO)の"怪物"ローマン・ゴンサレス(27=ニカラグア)と、そのゴンサレスが保持するWBC世界フライ級王座に挑むWBC8位、元東洋太平洋同級王者"日本人キラー"ロッキー・フエンテス(28=比)が21日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。
ロマゴンの計量
 フライ級リミットの50.8kgでパスした王者ゴンサレスに対し、挑戦者フエンテスは500gアンダーの50.3kgでクリア。過去にスパーリングで手合わせをしたこともある旧知の二人は、計量後の撮影では王者から挑戦者を引き寄せ肩を抱き合った。
特製スープを飲むロマゴン
 計量後、ゴンサレスは特製スープを、フエンテスはポカリスエットとジャムパンを口にした後、取材に応じた。3階級制覇王者のゴンサレスは「とても調子が良いし、減量はまったく苦しくなかった」とコンディションの良さをアピール。現在のところフライ級がベストなようだが、「118ポンドぐらいまでは頑張りたい」と付け加え、5階級制覇の野望を明かした。昨日の会見で「神の赦しがあればKOしたい」と話したことについては「9~10ラウンドには倒して勝ちたい」と変更。どうやら神の赦しは得たようだ。また、青のグローブで戦うことに「トランクスとシューズの色に合わせた。それと母国の国旗も青なので」と、意外なこだわりを見せた。最後にゴンサレスは「今晩はスパゲティを食べたい。力をつけるには一番良い」と語り、明日はグレートな試合を見せたいと意気込んだ。
俺はキラーだ!
 一方のフエンテスは「昨日は教会で勝利を祈ってきた。リングに立ったら出来ることをするだけ」と笑顔でコメント。この後の食事は、ロールパンと果物で済ませ、「夜は大好物の牛丼を食べに行く。好きな店は『すき家』と『吉野屋』」と笑った。怪物に挑むフエンテスだが「ハートで戦う」と意気込み、最後まで微笑みを崩すことはなかった。

WBC世界フライ級タイトルマッチ
リミット50.8kg
■王者・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
50.8kg
■同級8位・ロッキー・フエンテス(比)
50.3kg