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[試合後談話]2014.11.17

再起の近藤、12月も試合

近藤明広
 今年4月に一力ジムへと移籍し、7月の荒川仁人(八王子中屋)との再起戦に敗れた元日本ライト級王者の近藤明広(29)が、17日の後楽園ホールで仕切りなおしの再起戦に臨んだ。
右フックでKO
 好戦的なケーオクラー・チャイヨンジム(タイ)を迎えた近藤は、立ち上がりからフェイントを交ぜた前後の動きで惑わし、ジャブで詰めては左ボディ、右フックをテンポよく繰り出す。するとラウンド半ば、ロープに詰めたところで相手のテンプルにアウトサイドから被せるように右を直撃。この一発でキャンバスへ仰向けに倒れたケーオクラーは、起き上がれずに10カウント。近藤が初回KOで、昨年4月以来となる1年7ヶ月ぶりの白星を上げた。
陣営は笑顔
 控え室に戻った近藤は、移籍後の初勝利に「勝てて良かった。まずはひとつ恩を返すことができました」と安堵の顔を見せ、倒したスイング気味の右フックも練習したものが出せたと喜んだ。来月15日には早くも復帰3戦目が組まれ、今年6月に3年ぶりに復帰した山田智也(協栄)とのメインを予定している。これまでのブランクを取り戻すかのような短いスパンだが、近藤は「自分で望んだことです。このまま休まずに練習し試合に臨みたい」と意気込んだ。
この勝利を弾みに