[試合後会見]2014.11.1
地元でタイトルを死守
試合後の両者
1日、アクロス福岡で行われたWBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ。地元での初防衛戦となる王者・黒木優子(YuKO)が、同級2位のカティア・グティエレス(メキシコ)と激突。試合後の両者に話を聞いた。
左:カティア 右:黒木
ワンツーで有効打を奪うカティアに対し、サウスポーの黒木は足を使いワンツー、ボディで応戦。カティアの右が黒木の顔面を捕えるが、黒木は前に出る。4R終了時の途中採点は(39-37,39-37,37-39)2-1で王者が優勢。5R、カティアは手数を増やし黒木を追い込む。6Rには黒木も足を止め、激しい打ち合いを展開するが7R、黒木は足を使い出入りのボクシングで有効打を重ねる。7R終了時の途中採点は(68-65,68-65,66-67)2-1で王者がリード。8R、カティアはボディを攻め、9Rには黒木にロープを背負わせ連打を浴びせる。黒木も引かず最終R、打ち合いの展開となるが決着は判定へ委ねられた。(96-94,93-97,96-94)2-1で黒木が初防衛に成功した。
喜びの黒木と古賀会長
地元での初防衛戦を制した黒木は「半分、自分のボクシングが出来たと思う。相手のパンチが強く、引いたらガンガン出てくるのが分かっていたので、ポイントを取るボクシングをしてしまいました。今までの試合よりジャブは出ていたと思います。勝因は距離と、途中で熱くなってしまいましたが、冷静でいられたことですかね」と喜びを語った。最後に黒木は「勝ったが悔しい試合でした。もっと強くなって、統一戦ができるまで防衛していきたいです」と意気込みを語った。
再戦したい!
タイトルに届かなかったカティアは「非常に勇敢な選手でしたが、私が勝っていたと思う。できれば再戦したいです」と悔しさを語った。
採点表