[記者会見]2014.10.27
大竹の決意
大竹が世界初挑戦
前日本スーパーバンタム級王者の大竹秀典(33=金子)が27日、下北沢にある金子ジムで会見を開いた。タイトル戦を主催するマッチルーム・スポーツのエディ・ハーン・プロモーターが発表したとおり、11月22日(日本時間23日)、英国リバプールのエコー・アリーナでWBA同級王者スコット・クイッグ(26=英)に挑戦することになった。
金子ジムで正式発表の会見
この日の会見は、欧米で盛んなボードゲーム、バックギャモンの世界チャンピオン、矢澤亜希子さんや大竹が勤めている(株)横浜ビールの太田久士社長をはじめ、うどん日本一を決めるU-1グランプリ理事、早川麻伊さんらが応援に駆けつけ、大竹の人徳がうかがい知れた。
「お話をいただいた時にやろうと決めました」と世界初挑戦に目を輝かせた大竹。チャンピオンのクイッグ陣営から協栄ジム、金平桂一郎会長を経由して舞い込んできた11月22日(日本時間の23日)の英国リバプール遠征試合。当初候補には、OPBFスーパーバンタム級王者、和氣慎吾(古口)の名前も挙がっていたが、調整がつかず「スーパーバンタム級だけでなく、フェザー級も含めて世界挑戦を模索していた」という金子ジム陣営が手をあげた。
「お話をいただいた時にやろうと決めました」と世界初挑戦に目を輝かせた大竹。チャンピオンのクイッグ陣営から協栄ジム、金平桂一郎会長を経由して舞い込んできた11月22日(日本時間の23日)の英国リバプール遠征試合。当初候補には、OPBFスーパーバンタム級王者、和氣慎吾(古口)の名前も挙がっていたが、調整がつかず「スーパーバンタム級だけでなく、フェザー級も含めて世界挑戦を模索していた」という金子ジム陣営が手をあげた。
話を聞いて即決したと大竹
「今までの自分のボクシングにカウンターを打つ角度とタイミングをプラスアルファして臨む」という大竹は「パンチも固そうだし、フィジカルも強そうだし、スピードも自分よりある」と、チャンピオンの印象を口にした。
2つ目の世界タイトルを目指す金子陣営
WBA世界スーパーフライ級で世界のベルトを手にした清水智信氏以来の世界チャンピオン誕生に向けて、金子ジム関係者の間に期待と緊張が広がる。「中間距離がカギ」と話したのは金子賢司マネージャー。試合の一週間前、15日か16日に現地入りすることを明かした。
横浜ビールもバックアップ
9時間の時差に加え12時間のフライト、英国の首都ロンドンから電車で4時間以上の移動など、リングに上がるまでの対策も必要だが、金子健太郎会長によると「試合開始時間はまだ未定」とのこと。日本時間の午前中に試合をする可能性もある。怪我を挟んで8ヶ月の試合間隔、普段は7キロという減量、普段の練習や日本タイトルの防衛戦で使い慣れた日本製ウィニング社製のものとは異なる海外製グローブの使用など、日本人初となるヨーロッパでの世界王座奪取には困難が待ち受けている。
仕事人、大竹に期待!
試合まで既に一ヶ月を切っているが、これらの壁をどう乗り越えるかー。いぶし銀、リングの上の仕事人は今、真価が試されている。