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[ニュース]2014.10.23

大竹が英国で世界挑戦

大竹の大一番
 前日本スーパーバンタム級王者の大竹秀典(33=金子)が11月22日(日本時間23日)、英国リバプールのエコー・アリーナでWBA同級王者スコット・クイッグ(26=英)に挑戦することになった。22日、イベントを主催するマッチルーム・スポーツのエディ・ハーン・プロモーターが発表した。
 大竹陣営は来週、正式な発表会見を行う準備を進めている。
 クイッグは9月13日に4度目の防衛戦を行ったばかりだが、まったくダメージがなかったことから2ヵ月半のスパンでの試合を決断。しかし、なかなか挑戦者が決まらず、試合1ヵ月前にやっと決定するという慌ただしい状況になった。クイッグは「大竹はエキサイティングな戦闘スタイルの選手で、彼のことはリスペクトしている。でも、ストップではなくKOで終わらせたい」と意気込みを口にしている。クイッグは12年11月に暫定王座を獲得し、のちに正王者に昇格。初防衛戦こそ引き分けだったが、以後は2回、2回、3回と短いラウンドでTKO防衛を果たしている。身長173センチの好戦的なスタイルの持ち主で、31戦29勝(22KO)2分と無敗を誇る。
 大竹は12年8月に日本王座を獲得し、4度の防衛を果たしたのち返上している。身長172センチの右ボクサーファイターで、戦績は26戦22勝(9KO)1敗3分。
 なお、クイッグ対大竹の試合は、ネイサン・クレバリー対トニー・ベリューのクルーザー級英国ダービーのアンダーカードのひとつとして組まれている。この日はWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英)の防衛戦のほか、スーパーミドル級のジェームス・デゲール、カルム・スミス、ヘビー級のアンソニー・ジョシュアといった英国のスター選手が勢揃いすることになっている。