[前日計量]2014.10.14
勝っても負けてもKO決着
左:竹中 右:天笠
明日15日、後楽園ホールで開催される「ガッツファイティング」OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ、王者・天笠(28=山上)対挑戦者でOPBF同級6位・竹中良(29=三迫)の前日計量が都内で行われた。
計量は両者ともフェザー級リミットの57.1kgで一発クリア。天笠は少しホッとした顔を見せた。
計量は両者ともフェザー級リミットの57.1kgで一発クリア。天笠は少しホッとした顔を見せた。
前回の流れでベルトを獲る!
先に計量場に姿を見せた竹中は、前回の試合から2ヶ月と試合感覚の短いなかでのタイトル戦だが、「いつ話が来てもいいように準備していたので問題はない。むしろ、前回の試合(小澤有毅(筑豊)を6回TKOで破り、8月度の新鋭賞に選ばれた)を良い形で終えた後ですぐに決まった試合なので、調子が良いまま試合に臨めます」と意気込んだ。
竹中は余裕の計量
王者・天笠については竹中は「パンチが強く、打ち合いも得意な選手なので打撃戦になると思うが、その中でも主導権を取って自分の良いパンチをしっかり当てて行きたい」とし、初のタイトル戦も「勝ち方はKOでも判定でもいい。今日はゆっくり休んで明日のゴングを待つだけ」リラックスした表情をのぞかせた。最後に竹中は「明日は必ずベルトを奪いますので、応援に来てくれる人には最後までしっかりと見てもらいたい」と話した。
ホッとしたと天笠
一方、遅れて登場した王者・天笠は、計量での安堵の顔について「朝の計量での300gオ―バーだったので、少し走ってから本計量に臨んだ。丁度落ちたので良かった」と明かした。挑戦者については「以前から良い選手だと注目していたので自分から希望しました。勝ち負けに関係なく純粋に戦えるスキルの高い相手で、気持ちよく戦えると思う」と評価した。打ち合いを想定する竹中に対し、「打ち合うとは思うが、そこに至るまでのボクシングをしっかりと組み立てたい。それが自分の課題だし、上に行く為にも必要なこと」と、あくまでも眼差しは世界を見据えていた。最後に天笠は「どちらが勝つにしろKO決着だと思う」といつになく気合いを込めていた。