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[試合後会見]2014.8.7

小野が判定で再起

次につながるか
 今年5月に高山勝成(31=仲里)が持つIBF世界ミニマム級王座に挑戦するも判定で敗れた、元東洋太平洋ライトフライ級王者で現IBF世界ミニマム級9位に小野心(31=ワタナベ)が7日、5ヶ月ぶりの後楽園ホールで再起のリングに立った。この日、小野はタイのペッチナムチャイ・ソークラウォン(15戦8勝2KO7敗)とライトフライ級6回戦を戦い、59-55、60-54、60-54とほぼフルマークの判定3-0で完勝18勝目を上げた。
勝利にも反省
 小野の世界ランクを狙いにきたタイ人は、初回からプレスをかけると踏み込みの速さと伸びる右で小野に距離を取らせず。それでもサウスポーの小野は、正面ではボディストレート、サイドに回っては左フックで有効打を積み重ね、時折タイ人の思い切りの良い右に手も焼いたが、終始危なげない内容で勝利。再起戦を勝利で飾った。
再起を飾った小野
 試合後、「倒して勝ちたかったが、ボディを狙いすぎて力みが出た」と反省を口にした小野だが、高山戦を経て「(自分は)もっとできる」と、これまで以上に自信を得たようだ。世界再挑戦については「一戦一戦クリアしてチャンスを待つのみ。世界に辿りつくまで頑張ります」と答えたが、渡辺均会長は「次戦、ミニマム級での結果次第では意外と早いかもしれない」と早期挑戦に含みを持たせた。