[ニュース]2014.7.31
公認会計士がプロ受験
元祖高学歴ボクサーの新田会長と柏野
31日、後楽園ホールで行われたプロテストにアマチュア出身の公認会計士・税理士資格を持つ、柏野晃平(26=川崎新田)がC級で受験した。柏野は東京大学経済学部出身で、ボクシング部在籍中の10年に全日本、千葉国体に出場経験があり、全日本ライトフライ級6位にランクされた実績を持つ。
合格発表は明日
タイプは左ボクサーファイター。11年に大学卒業後、しばらくボクシングから遠ざかっていた柏野だが、実技テストでは高校まで剣道(3段)で培った距離感を発揮し、的確な左ストレートを当てていた。「もっと手数を出したかったが、緊張してしまいました」(柏野)。
高い話題性にマスコミも注目
川崎新田ジムには大学1年の頃から通い、現在は東京の税理士法人TAXGYMに勤めながら、仕事終わりの夜にジムで練習に励む。もちろん合格が前提だが、既にデビュー戦も9月17日(水)の後楽園ホールで決まっている。「二足の草鞋は難しいと思うが、まずは新人王を狙いそこから日本チャンピオンを目指したい」と抱負を語った柏野。近年では弁護士ボクサーの坂本尚志(32=帝拳→青木)が話題になったが、坂本は東大ボクシング部の先輩にあたると言う。学生の頃から文武両道をはたしてきた異色の高学歴ボクサーが、また一人誕生する。合否は明日、日本ボクシングコミッションより発表されるが、まず問題はないだろう。