袴田事件を語る.3
□袴田さんの拘禁症状や年齢を考えると時間は限られますよね?これからどの様な展開を考えていますか?
新田「症状や年齢を考えると1日も無駄に出来ないのが現状です。今の時点では計画段階なんですが、ボクシング協会と支援の会とで合同のイベントを開催し、世間にアピールし"袴田事件"に世間の方が関心を持って頂ける状況に年内か年明けにはして行きたいです。また、"袴田事件"の証拠物件として挙げられている、緑のブリーフを作ったメーカーさんが協力して頂ける事になり、この事件のキャンペーンTシャツを作り、再度世間にアピールしようと考えています。9月の新人王準決勝よりこのTシャツを販売します。何よりも、この『袴田事件』を知って頂く事が最優先なので、年末から年明けにかけてイベントを仕掛けて行きます。そして、これはJBCや協会の協力が必要なんですが、海外ではハリケーン・カーターさんは釈放後にWBCからチャンピオンベルトを贈呈されているんです。袴田さんにチャンピオンベルトは無理だとしても、名誉プロライセンスか名誉トレーナーのライセンスを発行して頂き、授与式を開催したいなと。それと、これは大変な事何だけど、ハリケーン・カーターさんの招聘を各方面から交渉しています。これらのイベントで世間にアピールして、まず、大きな山場を造りたいですね」
□最後になりますが、袴田再審支援委員会からメッセージを。
新田「今回、東日本からの上程もあり、日本ボクシング協会にも活動の趣旨を認めて頂き"袴田支援委員会"としてボクシング界の活動も大きな流れに出来そうです。再審を取っていますが、これは再審支援の活動だけでなく、恩赦や死刑執行の停止等を求める活動も展開し、より柔軟に活動の幅を広げられればと考えての流れからです。ボクシング界が一つになり、袴田さんを救い出す為に頑張ります。この"袴田事件"を1人でも多くの人が知り、関心を抱いて頂ければ幸いです」
袴田さんが拘束されてから41年。袴田さんの精神状態、健康面を考えてもカウントダウンが進んでいるのが現状である。今後もBOXING MOBILEでは"袴田事件"の状況報告や活動案内を掲載いたしますので、是非、注目して下さい。
□
袴田事件
TOP
East Japan Boxing Association (C)QBIX