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[電話取材]2022.4.28

三代大訓が世界への道を切り拓く

 IBF(国際ボクシング連盟)ライト級13位の三代大訓(27=ワタナベ)は、5月11日(水)にオーストラリア・ニューカッスルでフランシス・チュア(豪)とライト級8回戦で対戦する。

 昨年12月に元日本同級王者の西谷和宏(35=VADY)に6回TKO勝ちした三代は、世界進出を目指し、オーストラリアに遠征する。ボクシング人気が盛んな現地で名前をアピールしていくつもりだ。
「世界に打って出る第一歩」
 「僕がいる階級(ライト級)のチャンピオン(ジョージ・カンボソスJr)がオーストラリアにいるし、OPBF東洋太平洋ランカーも多い。以前から(オーストラリアについて)調べていたので、ここで試合をするのは世界に打って出る一歩目としては良いと思う」と現地での試合を歓迎した。
吉野修一郎vs伊藤雅雪戦の感想を語った
 国内も海外もトップ選手が揃う、超激戦階級のライト級で頂点を目指す三代。4月9日(土)にさいたまスーパーアリーナで行われたOPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ、吉野修一郎(30=三迫)対伊藤雅雪(横浜光)の一戦はAmazonPrimeVideoで視聴した。「結果は想像通りだったが、伊藤選手の戦い方にびっくりした。真っ向勝負にいっていた」と、感想を語った。
伯耆淳トレーナ―と頂点を目指す
 1週間前にオーストラリア入りし、決戦に備える。無事にこの試合に勝てば、現地にそのまま残り大手プロモーション契約している選手とのキャンプも計画されているという。しかし、「相手はテクニックがあると感じないが、リーチがありパンチがありそう。まったく油断はしていない。まずは、この試合に勝つこと」と気を緩めることはなかった。
「自分のスタイルを貫く」
 海外に打って出るにあたり、好戦的なスタイルへの変更はあるのかという問いに「今回は変えない。あえて自分のボクシングを貫く。自分は玄人好みのスタイルだが、どういう評価をされるのかを見ていたい」。「この試合を経てそれに適応するかもしれないが、今は無理に変える必要はないと思う」と、自分のボクシングスタイルを変える気はないようだ。

 「真っ向勝負をしない、自分の独特のスタイルが世界のトップにどれだけ通用すのか試したい」。次戦は、三代が世界に打って出るための大事な一戦となる。 

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