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前K―1スーパーバンタム級王者の武居由樹(大橋)が8日、プロテストを受験し合格した。緊急事態宣言下でのプロテストのため、新型コロナウイルス感染防止対策として、JBC(日本ボクシングコミッション)から1名が横浜にある大橋ジムに出向いて行われた。受験者も武居由樹だけだった。通常は後楽園ホールで開催されるプロテストたが、B級以上の受験に限り、ジムで行う救済措置が取られた。武居は筆記試験、実技(ロープ、シャドーボクシング、2ラウンドのスパーリング)を受けた。スパーリングの相手は、同門の日本フェザー級9位の溜田剛士(27)が務めた。
○武居由樹のコメント
―プロテストに合格して
「K―1を引退してすぐ、このような緊急事態宣言の中、プロテストを受けさせていただき、本当にありがたかったです。一瞬、延期になるのではとも考えたので。これでボクサーとしてスタートラインに立てました。すごい選手ばかりのジムのみなさんに少しでも近づけるように八重樫トレーナーにビシビシ鍛えてもらおうと思います」
―3月11日のデビュー戦に向けて
「今はまだプロになったばかりで大きいことは言えませんが、1試合1試合、ボクサーとしての武居由樹をみせたいと思います。K―1の時のように、インパクトのある試合をみせられればと思います」
○大橋秀行会長
「スパーリングを見て、武居が階級が上のトップ選手をパワーで押しているところをみて、あらためて潜在能力の高さを感じた。暗い話題が多い今、武居は実力とともに明るい話題になりそうな選手になると感じている」
○八重樫東トレーナー
「デビューに向けては相手どうこうではなく、どんなボクシングをみせるかということを練習している。デビュー戦に向けてすべてを底上げしていきたい。バンタム級、スーパーバンタム級という非常にハードな熱い階級で世界を目指そうとしているわけですから」