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[世界戦特集]2018.9.20

京口紘人は名古屋決戦をこう読んだ!

  1日違いでの愛知(24日・武田テバオーシャンアリーナ)と東京(25日・後楽園ホール)で試合を行うWBO世界フライ級王者・木村翔(29=青木)と前IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(24=ワタナベ)は、8月中旬に2年ぶりのスパーリングを敢行。それぞれの長所が引き立った“金の取れるスパー”の後、それぞれの試合予想も口にした。京口は、木村が迎え撃つミニマム級&ライトフライ級の元WBO世界王者・田中恒成(23=畑中)ともアマチュア時代に1度手合わせしている。
青木ジムでの三代・京口・渡邉
 スパーは先に現OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者・三代大訓(23=ワタナベ)と今月末、台湾でOPBF同級シルバー王座決定戦に臨む渡邉卓也(29=青木)で行われ、「夢のスパー」の前座にふさわしいスリリングな攻防が繰り広げられた。OPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)では正規王者とシルバー王者による統一戦は義務づけられていないが、両選手の試合での対決も実現すれば面白い。そう思わせる内容だった。
京口も木村も長所を光らせた
 そして木村と京口。開始早々、テンポアップして攻めたのはミニマム級からライトフライ級に転向したばかりの京口で、多彩なアッパーで1階級上の木村を切り崩しにかかった。一方、“泥臭さ”もにじませながら後半への挽回に持っていくボクシングが身上の木村も、らしさ溢れるボディブローを連打で叩き込み、顔面への強振につなげる。スパーは白熱したまま4ラウンドで終わり、木村は直後に多田雅(TI山形)との3ラウンドも追加した。
スパー後の京口と木村
 さて、京口は田中にアマ時代に敗れたが、その経験も踏まえて、木村対田中を予想。
「序盤は恒成が制すと思うけど、5ラウンド目くらいから翔さんが挽回や倒すチャンスを高める。恒成はスピードに緩急をつけるとかで、その挽回をどれだけ抑えられるか。とにかく注目を裏切らないいい試合を期待したいです」(京口)
 どちらが有利かと言われたら、田中がフライ級で未知の部分があることも踏まえ「6対4で木村」とした。目前に迫った エリート・田中 vs 雑草・木村 の日本人対決、どんな展開が待っている!?

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