[特集]インタビュー
2008.2.13
日高和彦(新日本木村)
更なる高みを目指し…
昨年10月30日、野中悠樹(尼崎)とのOPBF東洋太平洋スーパーウエルター級王座決定戦を征し、ウエルターに続きOPBF2階級制覇を成した日高和彦(新日本木村)。試合では2Rにダウンを喫したが、その後のラウンドを力で奪い返しタイトルを奪取。2階級制覇を成し遂げ、さらにその上を目標に掲げる日高が今の心境を語った。
□2階級制覇した今の心境は?
日高「まったく意識として実感は無いです。逆にもっと上に行かなきゃいけないと思っています」
□決定戦ではダウンもありました。あの時は正直危なかった?
日高「ダウンしたんですが、出会い頭にパンチもらったんで…。パンチも重くなかったです。冷静に戦えまたし、12Rを戦う為のスタミナにも余裕がありました」
□今回のタイトル獲得で何か変化は?
日高「もっともっと強くなりたいと感じてます。決定戦ではダウンもし、KO勝ちでもなく判定と言う内容にボクサーとしてもっと強くなりたい」
□今後の防衛予定は?また、挑戦者に指名したい相手はいますか?
日高「防衛戦は3月下旬か4月上旬に予定してます。挑戦者ですか?こちらから誰って言うのは特にないですよ」
□OPBF王者として現在のボクシング界をどう見ますか?
日高「亀田君を抜きにしてもボクシング界は良い方向に行っているんじゃないのかな。底上げも少しずつですが出来ていると思うし…。ボクシングって言うスポーツが改めて見直されているんじゃないでしょうか」
□最後に日高選手とってボクシングとは
日高「ボクシングは生きて行く為のすべを学ぶ場所です」
2階級制覇を達成しながら、もっと強く、もっと上を目指したいと語った日高和彦。このインタビューから数日後、4月22日、後楽園ホールで日本Sウェルター級6位・柴田明雄(ワタナベ)との初防衛戦が決定した。防衛戦では更にレベルアップした日高に期待したい。現在、OPBFライトヘビー級・スーパーミドル級をクレイジー・キム(ヨネクラ)が、OPBFミドル級を佐藤幸治(帝拳)が保持している。そして今回、日高がOPBFスーパーウエルター級を獲得し、日本の重量級戦線は更に注目を集めファンも日本人対決を夢見る事だろう。重量級活性化が日本ボクシング界の復権に繋がるかも知れない。
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